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2018/8/12

2008年06月24日

樹と木

                  星座の樹

ある展示会の為に作りました。
ケヤキの丸太に、12星座をBー玉で埋め込みました。
どこかにあなたの星座があります。

樹と木
たいてい家具を作るのは、乾燥して板にした木を使います。

先日、楠木の立ち木を切りました。工房の庭に積み上げていますが、葉はみんな枯れてしまいました。
もうじきすると土に混ざって、土になります。
でも、丸太と枝は生きているみたいです。

木は生きているのか、それとも死んでいるのか。

樹は切られて木になると、もう生きていないのかも知れません。

でも、木は切られても息はしているような気がします。
けっしてもう成長はしないけれども、
乾燥すると、小さく軽くなります。湿気が入ると元の大きさに戻ろうとします。

自然な状態(昔の家)では木で作られた家具は作られたときと変わりませんが、
現代の住まい(強制換気)夏涼しく、冬暖かい 状態では木の家具は音を出して割れます。

木は自然な状態では水分は15%以下には乾燥しません。
でも今の近代的な建物では、10%以下までなります。
外との温度の差は、湿度の差でもあります。

おそらく木にとっては火が付いて、最初の段階のような気分かもしれません。
おそらく人も同じなんだろうけど、人は外の温度に耐えられないんだろうな。。

ここ、国富の100年たった農家の冬の寒さに耐えて、わかってきたような気がします。

「木を生かす」とよく言いますが、

まず、木か息できる場に家具を行かしたい。

本当は木も葉と同じように、土に返りたいのかも、、、



  
タグ :家具


Posted by 家具雄 at 20:39Comments(1)二輪舎 ?