2008年05月07日
杉の椅子(コテージの椅子)

10年くらい前、大分県は久住高原のコテージ・レストランの家具をたくさん作りました。
初めての椅子を作るときはモデルをたくさん作ります。
スケッチを書き、原寸を起こし、とにかく作ってみます。
足が3箇所で、坐が分かれた椅子それがテーマです。

少し形が変わっていきます。

2脚の椅子をながめてみたり、座ったり、要素を足したり引いたり、座も小さくなりました。
この椅子をコテージ用に50脚以上作りました。それ以後も作り続けていましたが、最後の1脚になってしまいました。
今回家具を見に来られた方が、なぜか、モデルの2脚を買っていかれました。
二度と図面もない、モデルたちです。
キズもついていて、色をずいぶん変わり風格の出てきた杉の椅子でした。
杉の椅子はとても軽くて、座った感じが肌に触れるとき、とてもやさしいです。
買ってくれた彼女たちのカフェがオープンしたら、2脚のモデルたちに会いに行きます。
Posted by 家具雄 at 20:53│Comments(0)
│施設の家具